環霧島会議について
環霧島会議とは
環霧島会議は、霧島山を中心に広がる鹿児島・宮崎両県の5市2町が、県境を越えた地域活性化を目指すため、平成19年11月9日に発足しました。
霧島山は昭和9年3月16日に日本で最初の国立公園に指定され、平成26年に80周年を迎えました。
「霧島山」をキーワードに市・町境や県境を越えて連携し、さまざまな取り組みを進めることで、広域的な相互連携を図っています。
1.設立の趣旨
日本最初の国立公園の1つである「霧島山」をふるさとの山と捉える自治体が、それぞれの行政区域を越えて連携し、環境、観光、防災及び教育等に係わる様々な施策・事業について、お互いに知恵を出し合い、協働することにより、地域活性化を図る。
「環霧島会議」宣言
私たちの自治体は、国立公園として日本で最初に指定された、自然、歴史、景観を持ち、温泉等の豊かな資源を育む「霧島山」を仰ぎ見る地に位置しています。天孫降臨の舞台とも言われる「霧島山」には、悠久の歴史を伝える神話や伝説と豊かな大自然が今も数多く残り、四季折々の美しい風景は私たちの心に深い感銘を与えてくれます。
「霧島山」をふるさとの山と捉える私たちは、豊かで美しい自然を、人との共生の中で、より豊かなものとして未来へ伝えていかなければなりません。
私たちは、「環霧島会議」を設立して、「霧島山」をキーワードに、市・町境や県境を越えて連携し、環境、観光、防災等に関わる様々な施策・事業について、お互いに知恵を出し合い、共通する課題や目的に向かって協働することにより、地域活性化を図っていくことをここに宣言します。
平成19年11月9日
2.構成市町
霧島山を取り巻く鹿児島・宮崎両県の5市2町
鹿児島県側
霧島市、曽於市、湧水町
宮崎県側
都城市、小林市、えびの市、高原町
3.組織
(1)環霧島会議
構成市町の首長及び議会議長で組織(会長:霧島市長、副会長:都城市長)
(2)運営委員会
構成市町の企画担当課長で組織
(3)専門部会
以下の部会ごとに構成市町の主管課長等で組織
- 環境専門部会
- 観光専門部会
- 防災専門部会
- 教育専門部会
- 広報専門部会
- 農林専門部会
(4)事務局
霧島市企画部地域政策課
4.設立日
平成19年11月9日
5 活動状況
(1)環霧島会議の開催
年2回(5月、10月)開催、会場は構成市町持ち回り(鹿児島・宮崎を交互に)
(2)運営委員会における取組
環霧島会議全般に関する連絡調整
(3)各専門部会における協議事項
環境専門部会
- 広域的なカーボン・オフ・セットの取組
- 光化学オキシダント(光化学スモッグ)対策の県境を越えた連携
- 霧島山系の生態系とシカ問題の研究
- デポジット制度の早期導入に向けた環霧島会議宣言
- 自然環境の保全
- 不法投棄防止看板の作製
観光専門部会
- 観光マップの作成
- JR肥薩線100周年とJR吉都線を活用した観光
- 修学旅行の誘致
- JR沿線駅の活性化
- 新燃岳火山活動に対する広域観光施策
- 新幹線全線開業に向けた取り組み
- 合同観光宣伝事業
- 環霧島スタンプラリー事業
- 写真コンテスト及びPR事業
- 環霧島周遊列車おもてなしツアー
防災専門部会
- 環霧島会議による霧島火山防災訓練を実施するための体制の整備
- 環霧島会議防災相互応援協定の締結
- 霧島火山共通防災マップの作成
- 環霧島山岳遭難対策連絡会議の設置
- 環霧島会議における防災訓練の体制整備(デジタルMCA無線の導入)
- 新燃岳及び硫黄山噴火への対応
- 官民協働危機管理クラウドシステムの検討
- 県道103号について
- 霧島山における避難壕等設置の検討
- 火山防災協議会(設置)について
- 硫黄山噴火警報に係る備忘録について
教育専門部会
- 副読本「ふるさとの山霧島山」の作成
- 「Webで学ぼう霧島山」の掲載(霧島市メディアセンターホームページ)
- 新燃岳噴火に伴う各種施設の安全対策
- 各小中学校における避難訓練等
- 郷土の偉人に学ぶ教育
- 学校応援団推進事業(地域と学校の連携推進等)
- スポーツイベント
広報専門部会
- 広報誌への共通ページ掲載
- 共通ロゴマーク
- ホームページ
- 情報発信の取組
- 環霧島探訪
- 環霧島イベントカレンダー
- PR動画の集約
農林専門部会
- 霧島山系におけるシカ対策
- ヤマビル対策
- ジビエについて
6.今後の取組
平成29年10月に小林市において開催予定の第21回「環霧島会議」に向け、運営委員会及び各専門部会で協議を行う。
参考 構成市町の概要
市町名 | 市・町制施行年月日 | 人口(人) | 世帯数(世帯) | 面積(キロ平方メートル) |
---|---|---|---|---|
都城市 | 平成18年1月1日 | 166,646 | 78,605 | 653.36 |
高原町 | 昭和9年10月5日 | 9,040 | 3,885 | 85.39 |
小林市 | 平成18年3月20日 | 45,311 | 19,663 | 562.95 |
えびの市 | 昭和45年12月1日 | 19,053 | 8,693 | 282.93 |
湧水町 | 平成17年3月22日 | 9,696 | 4,857 | 144.29 |
霧島市 | 平成17年11月7日 | 126,735 | 60,650 | 603.18 |
曽於市 | 平成17年7月1日 | 37,098 | 18,202 | 390.11 |
合計 | 413,579 |
194,555 | 2,722.21 |
住民基本台帳人口(平成29年5月1日現在)
曽於市役所 企画政策課
〒899-8692 鹿児島県曽於市末吉町ニ之方1980番地
お問い合わせ E-mail:kikaku@city.soo.lg.jp
TEL:0986-76-8802 FAX:0986-76-1122