住吉神社の流鏑馬

毎年11月第3日曜日、住吉神社の参道で流鏑馬が奉納される。
鹿児島県内には、曽於市、肝付町、日置市に伝承されている。流鏑馬の由来は、上古、歩射に対して、騎射と呼ばれ、武芸が儀式化したものである。国家安泰・五穀豊穣のほかに年占いの性格も持ち、農民が参加する収穫感謝の色彩が強い。流鏑馬に先立ち神前では奉幣の儀が行われ、次いで馬場入りとなる。射手の装束は、鎌倉時代の巻狩りの姿で、現在は中・高生がこの大役を果たす。参道を鳥居から神社へ向かって約250メートル馬を馳せ、勢いよく走る馬上から途中3か所の的を射る。これを3回繰り返す。当たり的を持ち帰って家を葺けば栄えると言われ、また矢が的に当たるほど翌年は豊年と言われている。
住吉神社
長い階段を上がると荘厳な社、そして大木。住吉神社は郷社であったが、昭和7(1932)年に県社へ昇格。
祭神は底筒男命、中筒男命、表筒男命。
住吉神社本殿と短冊は市指定文化財に認定。
アクセス
〒899-8605 曽於市末吉町二之方3995
曽於市役所 商工観光課
〒899-8692 鹿児島県曽於市末吉町ニ之方1980番地
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