恒吉大谷村御検地竿次帳写
- 指定区分:市指定文化財
- 種別:有(書)
- 指定日:H16.11.1
- 所在地:曽於市大隅町中之内
年貢納入単位となる門ごとに配分された田畑や屋敷の現状や門の構成員などの調査を検地といい、藩全体で実施することを惣検地といいますが、文政年には惣検地は行われていないので、郷村だけの検地と思われます。門の長(名頭)は、割当耕地により年貢を納めることになります。
田畑に竿入れ(間竿・間縄での測量)して竿次帳を作り、門別に不均衡があれば耕地を配分し直し、新しく名寄帳を作成することになっていますが、名寄帳は残っていません。
文政12(1829)年9月、30門あった大谷村の門ごとに構成員の名頭や名子全員と牛馬頭数を記し、耕地は各筆ごとに面積・等級・付籾(査定収穫量)の公租資料と小物成(雑税)対象の桑・茶・柿・柴竹などを記して1冊にまとめており、貴重な史料といえます。
当時有村門の名頭であった飛佐の有村家に保存されていたもので、現在は大隅郷土館で展示しています。縦26.5センチメートル×横19.5センチメートル×厚さ5センチメートル。
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