久保のもぐらうっ

- 指定区分:市指定文化財
- 種別:無形民俗
- 指定日:H6.3.7
- 所在地:曽於市末吉町南之郷
末吉町南之郷の久保地区には、もぐらうっが残っています。これは、もぐらが農作物を掘り返して荒らさぬように叩きつける行事です。かつては、市内の至るところで行われていましたが、現在残っているのはここのみです。
昔は毎年1月14日に実施していました。近年、1月14日が平日の場合は、近い土曜日か日曜日に実施されます。
例年、子どもたちは長さ2メートル程度の竹棒に藁つとを巻いたものを手にし、久保公民館を起点に、個人宅を1件ずつ訪問し、庭先を叩いて回ります。現在の歌詞は下記のとおりです。
『も~ぐらもっちゃ十四日 ばばさんの餅を くいやんさんと 家もないも もっくやかいど あ~わんもっが ぶ~らぶら こ~めんもっが ぶ~らぶらっ 畑一周ぜんばっけ』
終了後、中から家人が出て来てお礼を述べ、餅やお菓子等を渡します。昔は餅7個だったとのことで、この風習を守るところもあります。
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