投谷八幡文書

- 指定区分:市指定文化財
- 種別:有(書)
- 指定日:S49.3.8
- 所在地:曽於市大隅町中之内9146
慶長7(1602)年4月26日、島津龍伯(義久)と忠恒(後の家久)および家臣達が、投谷八幡宮に奉納した時に詠んだ和歌で、懐紙・短冊に残されています。懐紙は「卯の花」と題して詠まれています。
この時は、関ヶ原の敗戦よりすでに2年近く経っていますが、いまだに徳川家康による本領安堵を保証されていない緊張した時期でもありました。短冊にはその時の龍伯の心情が現れているかのようです。
現在、大隅郷土館にて展示しています。写真は、島津龍伯の奉納和歌です。
懐紙「松か枝に たちまじりたる 卯の花の さかりはちとせ ふべきとぞおもふ」
短冊「寄神祇祝 岩清水 なかれたえせぬ 神慮 ゆくゑを守れ わか国の人」
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