鳴神遺跡出土の埋納石斧
- 指定区分:市指定文化財
- 種別:有(考)
- 指定日:H16.11.1
- 所在地:曽於市大隅町月野1946
大隅町の鳴神遺跡は、八合原鳴神一帯に分布する遺跡です。平成4~7年に、土地区画整備事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査が実施されました。
平成4年9月上旬、縄文晩期末頃の集落跡の発掘調査中に、埋納された石斧22点〔打製石斧6点・磨製石斧16点(丸のみ2点含む)〕が一度に出土しました。なぜ多量の石斧が出土したかについては、祭祀とも保存とも考えられ、今後の考証に待たれますが、このような例は非常に珍しいものといえます。
22点の石斧は、そのほとんどが土堀り用の道具として使用されたものですが、他に木を切るときに使ったもの、丸のみ、根掘り状のものなど、いろいろなタイプの石斧があり、機能性に富んでいます。今から2,300~2,500年前と推定されています。現在、曽於市埋蔵文化財センターにて展示しています。
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