寺山地頭の墓
- 指定区分:市指定文化財
- 種別:史跡
- 指定日:S49.3.8
- 所在地:曽於市大隅町恒吉
慶長4(1599)年の庄内の乱で、恒吉城は島津方によって落城しました。その後恒吉は島津直轄領となり、恒吉郷が設置されました。その初代地頭に寺山四郎左衛門久兼入道常雲(1567-1611)が任命されました。久兼は、島津氏の九州北伐や朝鮮の役等、各地で軍功をあげた武将です。久兼は、藩内各地から衆中を集め、恒吉郷の麓や野町を形成し、よく治めました。投谷八幡宮の再興にも努め、当時の棟札も残っています。また恒吉城(日輪城)跡には、寺山氏の氏神とされる三宝荒神もあります。
久兼は慶長16(1611)年10月29日、恒吉で没しました。45歳の若さでした。徳泉寺墓地内に久兼の墓があり、墓石に代えて杉が植えられています。現在の杉は2代目です。
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