南九州畜産獣医学拠点事業について
畜産が基幹産業である曽於市は、国立大学法人鹿児島大学共同獣医学部と連携して県立財部高校跡地に南九州畜産獣医学拠点(通称:SKLV⁼スクラブ)を整備し、将来の畜産業・獣医療を担う人材の育成、新たな産業の創造、交流人口の増加を目指します。
目次
事業概要
南九州畜産獣医学拠点(通称:SKLV⁼スクラブ)概要資料.pdf
(1310KB)
曽於市と鹿児島大学
市が抱える大きな課題の1つは「人口減少」です。
市の発展のために就業者の約21%を占める一次産業、その中でも基幹産業である畜産業を持続的に発展させることが重要です。
さらに市外から新たな人の流れを作り、魅力的なまちを目指しています。
国立大学法人鹿児島大学共同獣医学部は令和元年にヨーロッパの獣医学教育認証であるEAEVEをアジアの大学で初めて取得した大学です。実践的学部教育の充実と動物福祉に配慮した農場の構築を目指しています。
市は教育研究等施設を誘致し、市外からの新たな交流人口の増加、畜産技術者の技術向上による畜産業の発展、鹿児島大学は全国有数の畜産基地というフィールドを生かした実践的教育の充実を図る、この両者の思いが合致して事業を進めていくこととなりました。
拠点事業で行われる事業
- 全国の獣医学部生や学び直し獣医師のための宿泊型の臨床実習研修
- 曽於市の基幹産業である畜産業に携わる方や新規就農者などに対する実習や研修
- 実践的なモデル農場で産業動物が飼養されている環境を生かした新たな産業の創出事業
施設等配置計画(案)
地方創生エリア
旧校舎を、「教育・連携棟」、「管理・研究棟」、「宿泊施設(学生・研修者向け)」に改修します。
産業動物モデル飼育エリア(アニマルウェルフェア配慮型)
グラウンドに、「次世代閉鎖型牛舎(和牛一貫飼育)」、「閉鎖型鶏舎」を新設します。
馬エリア
旧体育館を「屋内馬場」に、旧弓道場横のスペースを「屋外馬場」にそれぞれ改修します。
拠点を活用した独自の地方創生関連事業(案)
南九州畜産獣医学拠点において、大学および産業動物飼養受託者と連携し、曽於市独自の地方創生関連事業に取り組みます。
財部駅~拠点施設までの活性化
・民間所有の空き店舗活用
・道路等のハード整備(まちなみ景観)
・駅、市街地と拠点施設とのスマートモビリティ導入の検討 など
次世代型農場へ研修等の受け入れ
・和牛一貫飼育環境下での研修
・給与を得ながらの経営ノウハウの取得・自立
・JGAP研修用農場としての活用
体験型修学旅行誘致(市内外の児童・生徒)
・和牛一貫飼育ならではの飼育過程を学ぶ事業
・子牛への哺乳体験
・乗馬体験
空きスペースの活用
・レンタルラボの導入
・コワーキングスペースの設置
・チャレンジショップスペースの整備
講義室等空き時間の活用
・畜産農家等向けの研修会の実施
・畜産関係職員等向け家畜防疫講習会
・市民講座を地域の方へ提供
拠点農場産牛・鶏のブランド化事業
・拠点農場で産出された牛・鶏のブランド化
・拠点農場産牛・鶏を使用した飲食店事業、販売事業
市報そお シリーズ「財部高校跡地を新たな畜産拠点へ」
これまで「市報そお」に掲載された南九州畜産獣医学拠点事業に関する記事をご紹介します。
- voi.1(市報そお 令和3年11月号)
(1266KB)
- vol.2(市報そお 令和3年12月号)
(830KB)
- vol.3(市報そお 令和4年1月号)
(914KB)
- vol.4(市報そお 令和4年2月号)
(685KB)
- vol.5(市報そお 令和4年3月号)
(1004KB)
企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)について
曽於市では、地方創生に関連する事業への活用のため、市外に本社を置く企業の皆様からの企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)による寄附を募集しています。
南九州地区産獣医学拠点事業も財源確保のため企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の活用を計画しています。
詳細についてはこちらをご覧ください。
曽於市役所 企画政策課
〒899-8692 鹿児島県曽於市末吉町ニ之方1980番地
お問い合わせ E-mail:kikaku@city.soo.lg.jp
TEL:0986-76-8802 FAX:0986-76-1122